グローブみたいな財布の話

2015年04月12日




先日、とある方と知り合う機会があり、


レザーアイテムを色々作っているとご紹介させて頂いたところ、


「グローブみたいな財布がいい。」と言われ、


私は一瞬、目が点になりましたface08






よくよく話を伺うと、

表側は革なのに、内側に生地とか使っている財布だと、

使っていくうちに、生地とか破れてきたり、

表の革がペラペラに薄いので擦り切れてきたりするのだそうです。


だから生地などを使わず1枚の革だけで作っている財布のことを、

「グローブみたいな財布」と表現されたようです。




たしかに野球のグローブは革と糸だけで作られていて

使い始めは本当に堅く、ボールを掴むのもやっとな感じだったりしますが、

使い続けていくうちに、すこしづつ自分の手に馴染んでいき

ボールを上手く掴めるようになり、最終的にはまるで自分の手のように育っていきます。


 










上の画像は、現在個人使用中のフェリオ。

最初は堅く、小銭やお札なども取り出しにくかったのですが、

3ヶ月ほど経つと、革がすこしづつ軟らかくなってきて

いまでは小銭もなんなく取り出しやすく、

最初はうすい肌色だった色が飴色になってきて艶もいい感じに出てきてます。

そうまるで自分仕様の財布に育っているかのように。







R3factoryの革は、すべてヌメ革。

生地などを一切使わずに、ヌメ革とハンドステッチだけで仕立てているので、


その方の表現を借りると、『グローブみたいな財布』と言えますね。(笑)





GENUINE LEATHER WORKS R3factory




  


Posted by plusonehotaru at 10:50ブログ経年変化